毎日ワイン1本飲酒することは病気のリスクが高まる
赤ワインに多く含まれるポリフェノールなどの成分は、美容や健康、アンチエイジングに良いとされていますが、だからといって飲みすぎは逆効果です。
体の中に入ったお酒のうち、約9割は肝臓で分解されます。毎日お酒の処理に追われ続けていると、肝臓の働きが悪くなるのは当然の結果ですね。ワインに限らず、お酒の飲み過ぎは肝臓に負担がかかるので、様々な病気の原因になることがあります。
肝臓を休めるための「休肝日」なる言葉もあるように、1週間に1~2日は肝臓を休ませる日を意識的に作ることが大切です。
この40gをワインに換算すると、ワイン4杯(400ml)分に相当します。
つまり、もし750mlのワインボトル一本分を毎日飲んでいると、生活習慣病のリスクを高める飲酒量に対して、男性は約2倍、女性は約4倍のアルコール量を摂取しているということになりますので、飲みすぎですね。
ワイン一日の適量はこれくらい
ワインに含まれるレスベラトロールなどのポリフェノールには、様々な健康効果があるとされています。
●ブドウの果肉にも多く含まれるペプチドには、学習や記憶に関わる脳神経ホルモンの働きを助ける働きがあるとされ、これは白ワインにも含まれるものです。
では、こうした健康効果を得るためにワインを飲む時、一日の適量とはどのくらいなのでしょうか。
ワイングラスの大きさや注ぐ量にもよりますが、だいたい2杯(300~400ml)が適量だと言われています。より健康効果を期待するなら、ポリフェノールが豊富に含まれる赤ワインを選ぶのがおすすめです。
ワイン200ml中に含まれるポリフェノールの量は、赤ワインの場合160~600mg、ロゼワインの場合100mg、白ワインの場合50~160mgだとされています。
原料として使われるブドウ品種や産地、醸造方法によっても異なるので、あくまでも目安として考えてください。
アルコール中毒は自分で気付きにくい
ワインには健康効果がありますが、依存性を持つ物質であるアルコールも含んでいます。
ワインに限りませんが、長い期間にわたって多量にお酒を飲み続ける生活をしていると、アルコール依存症になってしまう可能性もあります。
アルコール依存症は、メンタルの弱さで起こるわけではなく、脳の仕組みに関わる病気です。間違ったお酒の飲み方を続けていると、誰にでも起こり得ます。
アルコール依存症にならないためには、日頃から自分が飲んでいるお酒の量を客観的に自覚することが重要です。
もしかすると、既に依存症予備軍の人もいるかもしれません。自分ではなかなか気づきにくいことなので、一度この機会にご自身の普段のお酒の飲み方を、客観的に振り返ってみることをおすすめします。
まとめ
今回は、ワインの一日の適量について解説してきました。
- ワインを毎日ボトル1本飲み続けるのはリスク大
- ワインの一日の適量はグラス2杯(300~400ml)
- アルコール中毒、依存は脳の病気
- アルコール中毒、依存は自分で気づきにくい
客観的に自分の普段の飲み方を振り返ってみてください。
仕事の疲れを癒すために家飲みが日課になっている僕も、気をつけなければと思います。適量を守って、健康的にワイン生活を楽しみましょう。
朝からワインを飲むメリットについてはこちらで解説してます!